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2010 長野県知事選

知事選候補(右の3人)がそれぞれ意見を示した合同個人演説会=30日夜、松本市の県松本勤労者福祉センター

 8月8日投開票の知事選立候補者の2回目の合同個人演説会が30日夜、松本市の県松本勤労者福祉センターで開かれた。届け出順に元副知事の阿部守一氏(49)、前安曇野ちひろ美術館長の松本猛氏(59)、前副知事の腰原愛正氏(63)の無所属新人3氏が出席。互いに質問する機会では、財政再建や教育問題などについてやり取りした。
 阿部氏は県債残高が増えているとして、腰原氏に「行財政改革プランは破綻(はたん)しているのではないか」と指摘。
 腰原氏は「(県の意思で借金する)通常債を減らしていく方針で進めてきた。破綻しているとは思っていない」と回答。「最近は通常債と(地方交付税の不足分を補う)臨時財政対策債を分けて(県民に)示している。さらに分かりやすい方法を考えないといけない」とした。
 松本氏は阿部氏に「民主党系県議は浅川ダム建設に賛成したのに、なぜ民主党の推薦を受けるのか」と質問。
 阿部氏は「私はダムによらない治水が原則だと思っている」と自身の立場を説明。その上で、「民主党との政策協定にダムのことは含まれていない。私の考えに賛同してもらった政党や団体から推薦をもらっているが、私は民主党の公認ではなく、無所属だ」と強調した。
 腰原氏は、松本氏が教育の重点目標に掲げる中学校の30人学級の実現について「いくらかかるのか」と質問。
 松本氏は、中学進学の際に不登校となる子どもの割合が高くなることに触れ、「まずは中学1年生を30人学級にすることから始め、少しでも不登校の子どもを減らしたい」と説明。必要な予算額は具体的には示さず、「県財政が改善すれば2、3年生に広げたい」と述べた。
 合同個人演説会は日本青年会議所長野ブロック協議会を母体とする「信州(ふるさと)の未来(あす)を考える会」が企画・運営。約260人が出席した。

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