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2010参院選

支持者から贈られた花束を両手に笑顔の北沢俊美氏=長野市南石堂町のホテル(左)。初当選して花束を手に笑顔で支持者に手を振る若林健太氏=長野市県町のホテル

 現新6氏が改選2議席を争った参院選県区は11日投開票され、自民党新人の若林健太氏(46)が29万3千票余を得てトップで初当選を果たした。次いで民主党現職で防衛相の北沢俊美氏(72)が29万票余で4選。同党新人の高島陽子氏(42)は21万7千票余にとどまり、民主の2議席独占はならなかった。みんなの党新人の井出庸生氏(32)は18万3千票余、共産党新人の中野早苗氏(62)は11万6千票余で及ばなかった。
 若林氏は党の再生と地域経済の自立を掲げ、既存の支持組織を固めつつ、同年代などの新たな支持掘り起こしも図った。改選1議席の死守を目指し、公示後は谷垣禎一総裁ら党幹部が相次いで県内入りして応援。民主の2議席独占阻止をアピールし、推薦は受けなかったものの、公明党の支持層にも着実に浸透して混戦を抜け出した。
 北沢氏は参院選を「政権への審判」と位置付け、米軍普天間飛行場移設問題に取り組むと主張。消費税率引き上げ問題では「次期衆院選まで引き上げないのが公約」と理解を求めた。党県連の全面支援を受けて組織選挙を展開。終盤は連合長野などにも働き掛けを強めて逃げ切った。
 高島氏は子育て支援などを掲げ、小沢一郎前幹事長のスタッフらの支援を受けて運動した。消費税問題などで党への向かい風が強まる中、執行部にも「言うべきことは言う」姿勢をアピール。終盤、支持を伸ばして先行2氏に迫ったが、届かなかった。
 井出氏は「第三極」を掲げ、国会議員や公務員の削減などをアピール。二大政党に満足しない有権者の共感を集めた。伯父の井出正一元厚相らの支援を受けた東信地域の一部ではトップの票を得たが、全県的な広がりは欠いた。
 中野氏は、消費税引き上げや普天間問題の政府対応を批判し、街頭活動や集会を重ねたが、民主党の複数擁立やみんなの党の擁立などで激戦模様が強まる中、存在感を示しきれず埋没した。
 諸派新人の臼田寛明氏(44)は支持が広がらなかった。
 県選管は14日に選挙会を開き、北沢、若林両氏の当選を決定する。

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