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ボート岩本選手応援、諏訪でネット観戦 カヌー矢沢選手にもエール

2012年07月30日掲載

大画面に映したレースの中継を身を乗り出して見守る関係者ら=29日午後7時すぎ、諏訪市豊田

 ロンドン五輪のボート女子軽量級ダブルスカルに登場した岩本亜希子選手(33)の出身地・諏訪市では29日夜、恩師ら関係者がインターネット中継や現地からの電話で敗者復活戦に回った予選の結果を確認。「前回(9位)を上回る成績を狙ってほしい」と巻き返しに期待が高まった。
 岩本選手の両親が経営する諏訪市豊田の電源部品など販売会社では、従業員と親族合わせて10人が集まり、インターネット中継を映した大画面を食い入るように見詰めた。応援用に作ったそろいの赤いTシャツ姿で「行けるぞ」などと声援を送り、終盤で順位を上げると「後半に強いんだ、いつも」とひときわ大きな歓声が上がった。岩本選手の伯母三井幸子さん(68)=諏訪市=は「ベテランの技で(ペアを組む)福本選手を引っ張って」とエールを送った。
 岡谷南高校(岡谷市)時代にコーチだった藤森周二さん(48)=同=は電話で結果を確認。「日本女子をけん引してきた存在。年齢的に最後の五輪だろうが、最後に金字塔を打ち立てて」と願う。
 昨年3月の東日本大震災で、岩本選手が所属する生活用品会社の東北地方の工場が被災。藤森さんはこの会社のボート部関係者とも親交があったため、震災の3日後にガソリンや野菜を車に積み、本社のある仙台市へ。合宿先の岐阜県からしばらく本社に戻れなかった岩本選手に代わり支援に奔走した。
 岩本選手はその後の電話で「ボートの成績で恩返しする」と誓ったという。藤森さんは「約束通り、東北も諏訪も元気になるような結果を見たい」と奮起を期待した。
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 飯田市出身の矢沢一輝選手(23)=山田記念朝日病院=が出場するロンドン五輪のカヌー・スラローム男子カヤックシングルの予選が、現地時間の29日午後2時20分すぎ(日本時間午後10時20分すぎ)に始まり、県内の知人らも同選手の健闘を祈った。
 県カヌー協会長を務める善光寺寿量院(じゅりょういん)住職小山健英さん(65)=長野市元善町=は「今季は技術に加えて筋力的なパワーが付いてきた」と、同選手の成長に目を見張る。
 小山さんは、県内の高校生や大学生らの指導にも当たっており、矢沢選手の父勝美さんは「教え子」の1人。この縁で矢沢選手も小学生のころから知っているという。「自分が納得いくカヌーをすることが何よりも大切だ」とエールを送る。
 出身地の飯田市。祖母の矢沢公子さん(80)=飯田市白山通り=は「最後まで気を抜かずに頑張って。陰ながら応援してるでな」と声を掛けて送り出したという。
 地元の市羽場公民館には、地元住民らでつくる応援実行委員会が作った横断幕が張られている。館長の吉沢之栄(ゆきえ)さん(65)は「地域からの応援が少しでも矢沢君に届けばいいと思って横断幕を作った。矢沢選手にはぜひメダルを取ってほしい」と、期待を込めた。

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