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2014 長野県知事選

投票率、初の50%割れ 松本市37.12%、長野市37.89%

2014年08月11日(月)

 知事選の投票率43・56%は、過去最低だった2010年前回選の52・70%を9・14ポイント下回り、最低を更新した。下落幅は過去最大だった前回(13・28ポイント)よりは縮小。下伊那郡平谷村を除く全市町村で前回を割り込んだ。多くの政党が現職に相乗りする構図に加え、投開票日に台風が最接近する異例の気象条件も影響した。


 77市町村中38市町村で50%を割った。19市で最も高かったのは、飯山市の52・89%。最も低かったのは松本市の37・12%、次いで長野市の37・89%だった。58町村では平谷村が80・30%と最高、北佐久郡軽井沢町が39・33%で最も低かった。


 信濃毎日新聞社が告示直後に有権者を対象に行った世論調査では、知事選に「関心がある」(「非常に」「少しは」の合計)は79・1%で、前回(79・4%)とほぼ変わらなかった。ただ、現職の阿部守一氏を共産党を除く与野党7党が推薦したことや、阿部氏、新人の野口俊邦氏とも5月に立候補表明しながら公約発表が7月中旬にずれ込み、政策論争が有権者に十分浸透しなかったことなどが、投票率に影響したとみられる。


 投票所が減った影響もありそうだ。大町市は45・23%で、前回より18・25ポイント下がった。今回、地区の人口減などの事情から、投票所を前回選より13カ所少ない23カ所にした。市選挙管理委員会は「投開票日の投票しやすさが低下した面は否めない」とする。


 今年行われた全国の知事選の投票率は、実施順に長崎県40・72%、東京都46・14%、山口県38・82%、石川県44・98%、京都府34・45%、滋賀県50・15%。いずれも前回より下がっている。総務省選挙部管理課は「近年の知事選は軒並み投票率が低下する傾向がある」としている。