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2014 長野県知事選

知事に阿部氏再選 新人・野口氏に大差

2014年08月11日(月)


再選が確実となり、花束を手に喜ぶ阿部守一氏=10日午後8時6分、長野市のホテル国際21

 任期満了に伴う知事選は10日投開票し、無所属で現職の阿部守一氏(53)が62万6千票余を獲得、ともに無所属新人で信州大名誉教授の野口俊邦氏(71)と、会社社長の根上隆氏(64)を破り、再選を果たした。阿部氏と野口氏とは52万票余の大差となった。投票率は43・56%にとどまり、2010年の前回選(52・70%)を9・14ポイント下回って初めて50%を割り、過去最低となった。


 阿部県政の1期4年の評価と、今後の県政の針路が問われた選挙で、県民は県政の継続を選択した。阿部氏は「県民の思いをしっかり受け止めて対話しながら、丁寧な県政を進めたい」と抱負を語った。


 有効投票数に占める各候補の得票割合(得票率)は、阿部氏84・2%、野口氏14・3%、根上氏1・5%。県選挙管理委員会は13日の選挙会で阿部氏の当選を確定する。2期目の任期は9月1日から4年間。


 阿部氏は5月に再選出馬を表明した。2機目のドクターヘリ導入や中学3年までの30人規模学級拡大など1期目の実績を強調。新たに、人材教育、生きがい健康、環境・経済、人口定着、グローバル・観光の「五つの県づくり」を訴えの柱に掲げた。


 自民、民主、日本維新の会県総支部、公明、次世代、結い、社民の計7党のほか、200を超す各種団体が推薦。県会議員、首長有志、経済4団体、県農協グループ、連合長野などの関係者でつくる確認団体「明日の長野県づくり推進会議」が運動の主体となり、終始安定した戦いを展開した。


 野口氏は、共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる県民の会」の要請を受け、5月に立候補を表明。子どもや障害者の医療費窓口無料化、集団的自衛権行使を容認した自公政権への反対姿勢を打ち出した。共産党県委員会の推薦を受け、告示後は党本部から複数の幹部も応援に入ったが、支持が広がらなかった。


 根上氏は、選挙公報に文書を掲載したが、県内で選挙運動はしなかった。