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2012衆院選

師走、駆けた18候補 県内小選挙区最後の訴え

2014年12月14日(日)

選挙戦最終日の夜、県内候補者たちの選挙カーが間近に止められた市街地=13日午後7時36分(画像の一部を加工しています)

 衆院選(14日投開票)で県内5小選挙区に立候補した18人は選挙戦最終日の13日、各地を精力的に回って訴えの総仕上げに全力を傾けた。激しい雪降りとなった地域もあるが、各候補者は12日間の論戦で主張してきた政策や政治姿勢を念入りに訴え、ぎりぎりまで有権者に支持を求めた。最終日の各候補者の動きを追い、それぞれが最も重きを置いた訴えを聞いた。
【1区】
 次世代前職の宮沢隆仁さん(59)は生まれ育った長野市吉田など、同市内を遊説して約10カ所で街頭演説した。「百年後を見据えて今の政策を考えるのが政治だ。国会や政治家のあり方を変え、日本の政治風土を変えたい」
 共産新人の武田良介さん(35)は長野市内約20カ所で街頭演説し、消費税再増税や原発再稼働反対を主張。夜に長野駅前で演説を締めくくった。「暴走する安倍政権にストップをかける。国民が主人公の新しい政治をつくる」
 民主前職の篠原孝さん(66)は午前から長野市内の計6カ所でミニ集会を重ね、長野駅前での街頭演説では「安倍政権が続くと日本はがたがたになる」と力を込めた。「安倍政権の暴走をストップさせる。私が歯止めになる」
 自民前職の小松裕さん(53)は、長野市の善光寺や長野駅周辺を練り歩いて握手を重ねた。同駅前では安倍晋三首相と演説し、「国会で皆さんのために仕事がしたい」と訴えた。「連立政権を継続し、安定した政治を実現する」
【2区】
 自民前職の務台俊介さん(58)は選挙区全域を遊説し、最後は松本市の松本駅前で街頭演説。「目標に向かって戦いきった」と選挙戦を振り返った。「地方創生のために最大限の力を発揮し、地域に貢献していきたい」
 維新前職の百瀬智之さん(31)は、松本市内を20キロ以上練り歩いた。松本駅前で「初心を忘れず突き進む」と声を張り上げ、演説を締めくくった。「改革をやりきり、新しい国の未来を切り開いていかなくてはならない」
 民主元職の下条みつさん(58)は松本市内を遊説。最後に松本駅前で街頭演説した後、「有権者の選挙への関心は出てきている」と語った。「自民党が大勝ちすれば次の4年間は好き放題。議論できる政治に戻すための選挙だ」
 共産新人の清沢達也さん(40)は、松本市内10カ所余で街頭演説。最後は「安倍政権に不安を感じる層にアピールできた」と、松本駅西口で締めくくった。「非正規雇用拡大など働き方の問題を政治の責任で改善する」
【3区】
 自民前職の木内均さん(50)は夕方に上田駅前で安倍晋三首相と街頭演説。夜は地元の佐久市志賀地区を遊説した。「地域課題の解決には、小選挙区選出の与党国会議員が地元に必要だと訴えた。皆さんに伝わったと思う」
 共産新人の唐沢千晶さん(44)は佐久、千曲、上田市を遊説。上田駅前では「再び戦争する国にするのを許すかどうかが問われている」と声を高めた。「暴走する安倍政治をストップさせるため、共産党を伸ばしてほしい」
 維新前職の井出庸生さん(37)は、上田市などを遊説。夕方には毎週末に街頭演説をしている同市の国道交差点に立ち、有権者に支持を訴えた。「行政改革の断行など、若い候補として未来を視点に置いた政策を訴えきった」
 民主前職の寺島義幸さん(61)は、上小地域から佐久地方まで広い範囲を遊説した。上田市の上田駅前では、党の細野豪志元幹事長と街頭演説をした。「地方、暮らしに目を向けた政治を取り戻さなければならない」
【4区】
 民主元職の矢崎公二さん(55)は、塩尻市と諏訪地方を地元県議や労組幹部らと遊説。街頭演説では「平和主義と民主主義を守り抜く」と強調した。「危うい国になるかどうかが懸かる今回の解散の怖さが徐々に伝わった」
 自民前職の後藤茂之さん(59)は、諏訪6市町村をくまなく回った。午後3時以降は冷たい風が吹く中、諏訪市内17カ所で街頭演説を重ねた。「景気回復を地方に波及させると一生懸命訴えた。やれるだけのことをやった」
 共産新人の上田秀昭さん(60)は、塩尻市と諏訪地方を遊説。岡谷市の選挙事務所前に戻り、支援者に出迎えられて最後の訴えに力を込めた。「平和や労働、経済、いずれの問題でも『暮らしを守る』の1点に尽きる」
【5区】
 民主新人の中嶋康介さん(37)は伊那谷を縦断するように遊説し、「安倍政権にブレーキをかける」。飯田市の事務所で最後の演説をし、地域格差を広げるとして現政権を批判した。「一緒にこの地域、日本を変えましょう」
 共産新人の水野力夫さん(34)は終日、飯田市を遊説。街頭演説では「安倍政権の暴走を止める」などと強調した。「人間らしく働ける雇用のルールづくりなど、訴えてきたことは多くの人が感じている。しっかり代弁できた」
 自民前職の宮下一郎さん(56)は遊説で飯田市から上伊那へと駆け抜けた。最後は伊那市の事務所に戻り、支援者に感謝した。「デフレ脱却を本物にするには、地方創生による成長戦略実現が必要。非常に手応えを感じた」


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