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2015県議選

自民伸ばせず「16」 共産2増8議席、維新初議席

2015年04月13日(月)

 第18回統一地方選前半戦の県議選は12日、26選挙区のうち無投票になった10選挙区を除く16選挙区で投開票し、現職29人、元職3人、新人11人が当選した。総定数58のうち、改選前に県議団が19議席だった自民党は、無投票当選を合わせて公認20人のうち16人、推薦4人のうち2人が当選。選挙戦で阿部県政との対決姿勢を強調した共産党は、改選前の6人から、過去最多となる8人に増やした。維新の党が初めて県議選に立てた新人1人が議席を獲得。一方、民主党は公認5人と推薦7人のうち公認2人、推薦6人の当選にとどまった。
 公明党は無投票当選と合わせて改選前の3人を維持。社民党は公認した現職2人のうち1人が当選、推薦した4人うち3人が当選した。政党・政治団体の推薦・支持を受けない無所属は9人が当選した。
 昨年8月の知事選で阿部守一知事を支援した自民は、改選前の県議団に比べて微減となり、最大会派としての影響力を維持できるかが注目点。一方、共産の躍進は、改選前の県会が同党を除く「オール与党」に近かったのを踏まえ、県政をしっかりチェックするよう望む県民意識を映し出している。維新が県会に初議席を得たことや、自民、民主の現職が複数落選したことも、現在の県会構成に変化を求める有権者が多いことの表れといえる。
 投票率は48・92%で、2011年の前回選から5・27ポイント減らし、10回連続で前回選を下回って戦後最低を更新、初めて50%を割り込んだ。県内選挙の投票率は昨年の知事選で過去最低(43・56%)、衆院選で戦後最低(55・48%)を記録している。
 現職は51人が立候補し、43人(うち無投票当選者14人)が当選。元職は立候補した3人がいずれも当選した。新人は32人が出馬し、12人(同1人)が当選した。前回選に比べ、当選者は現職、元職がともに1人増、新人が2人減だった。一方、女性は前回選と同じ6人だった。
 阿部県政への姿勢は、「支持」が自民党や無所属の13人、「是々非々」が自民、民主、維新、公明、社民と無所属の37人、「支持しない」が共産の8人。
 改選後は、自民が新人らにも会派入りを働き掛けるほか、民主は改選前に統一会派を組んだ社民や無所属当選者らと会派の再構築を模索。無所属議員らが中心の会派を含め、再編に向けた動きが活発化しそうだ。