高校野球2009
春の北信越大会
県勢、夏に向け収穫 長聖・長野日大、攻撃面に課題
2010年6月 9日更新

 今大会の県勢は、佐久長聖が3季連続で4強入り。長野日大は準々決勝で、丸子修学館と上田西は初戦で敗退した。4校それぞれが夏に向けて自信や課題を得た。
 佐久長聖は収穫が多かった。夏の長野大会の準決勝と決勝を想定した1回戦と準々決勝で、下田、高野が好投。砺波工(富山)と新潟明訓の各県1位校を零封した。両右腕にめどが立ち、準決勝で2年生小林昌に経験を積ませることもできた。
 一方で、攻撃面は課題を解消できなかった。選手や打順を入れ替えるなど、得点力アップを狙い試行錯誤したが、納得いく成果を挙げられなかった。細かいミスが出た守備とともに、夏本番までにバントや走塁を含めた攻撃の精度を高める必要がありそうだ。
 長野日大は十日町(新潟)に快勝したものの、福井工大福井の好投手を攻略しきれなかった。終盤で3点差を追いつく粘りを見せたが、何度かあった勝機をつかめなかった。エース加藤が昨夏の甲子園から続いていた不振から脱し、互角に投げ合えた点は収穫。現時点で淡泊に映った攻撃を、残り1カ月でどこまで高められるかが夏連覇のポイントになるだろう。
 丸子修学館は県大会で防御率0・90と好投したエース小林和が11失点で一回途中降板する大誤算。投手陣を軸とする戦い方に手応えをつかみかけていただけに、痛すぎる敗戦になった。6点を返した打線の勝負強さを生かすためにも、投手陣の自信回復と立て直しが急務だ。
 上田西は、エース五明と1年生相場が安定した投球で選抜大会出場校の高岡商(富山)と接戦を演じた。だが、打線が4安打と好機をつくれず、得点力アップという課題があらためて明確になった。不安定な守備とともに鍛え直したい。
 優勝した福井工大福井は投手力が抜きんでていた。長打力のある打者がそろう打線も迫力があった。遊学館、星稜(ともに石川)はレギュラーの半数を下級生が占めており、秋の北信越大会でも県勢の強力なライバルになりそうだ。





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