高校野球2017
春の北信越大会
県勢、夏へ課題明確に 北信越大会を振り返る
2017年6月 7日(水)

 第136回春季北信越高校野球大会(3〜6日・新潟県)の県勢は、小諸商(長野1位)が準決勝、東海大諏訪(長野2位)が準々決勝で敗退した。決勝に進んだ石川県勢などとは力の差があり、両校とも現時点の課題がより明確になった。

 夏に向けた強化練習を続ける中で大会に出場した小諸商は、結果的に投打とも本来の力を出せなかった。右腕高橋は初戦(準々決勝)こそ中越(新潟2位)を力でねじ伏せたが、準決勝は金沢打線につかまり、4失点で途中降板。球速140キロを3度計測したものの、配球と制球に甘さがあった。

 2試合で計4得点にとどまった打線は、スイングの力強さでは石川県勢に引けを取らなかったが、得点につなげるための精度と工夫が足りず、チームで戦う意識も希薄だった。持ち味を伸ばそうと、真っ向勝負を挑んだ公式戦で得た経験や反省は貴重。結果が求められる夏に生かせるか。第1シード校として臨む夏の戦い方が注目される。

 東海大諏訪は、1回戦で選抜出場校の福井工大福井(福井2位)に競り勝ち、自信を膨らませた。2失点完投した2年生右腕の宮本にめどが立ったことは大きな収穫。投手陣が計10四死球と乱れた日本文理(新潟1位)戦は、打線が奮起しながらも最後は地力の差が出た。

 南信予選、県大会を通じて戦力を見極め、課題だった投手力の整備は進んだ。だが、夏を勝ち上がるためにはさらに底上げが必要。投手力を補う意味でも、打線ももう一段階上のレベルに引き上げたい。

 開幕を1カ月後に控えた夏の長野大会を見据えると、両校とも「本命」と呼ぶには決め手不足。昨秋の県大会を制している上田西、2連覇を狙う佐久長聖なども戦力は接近している。長野商や松本深志、松商学園などのノーシード校も虎視眈々(たんたん)と頂点をうかがっている。長野大会の優勝争いが混沌(こんとん)とした状況であることに変わりはない。






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秋の北信越大会
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