高校野球2017
夏の長野大会
甲子園への道、大混戦 長野大会8日開幕
2017年7月 7日(金)

 第99回全国高校野球選手権長野大会は8日、85校が参加し、長野オリンピックスタジアムを主会場とする4球場で甲子園を懸けた熱戦が始まる。私立校と公立校、シード校とノーシード校の力が接近しており、例年以上に戦力差が少ない。昨秋、今春ともベスト4入りしている小諸商と上田西の2校を軸に、佐久長聖、長野商、松商学園、東海大諏訪、松本深志などが追う大混戦だ。

 小諸商は創部98年目で悲願の初優勝を目指す。1年時から公式戦を経験するエース高橋、長打力がある4番関という投打の柱が安定しているほか、昨夏の準決勝で佐久長聖に逆転負けした悔しさを知る主力7人が残る。この1年で蓄えた力を結果につなげられるか真価が問われる。

 上田西は投手力を生かした戦いで2年ぶりの優勝を狙う。一昨年夏の甲子園を経験している工藤、最速147キロを誇る権田ら5投手を状況に応じて使い分ける。打順の入れ替えが奏功し、状態が上向きになった打線の得点力が鍵を握る。

 2連覇を狙う佐久長聖は、昨夏の決勝や甲子園で好投した塩沢の存在が大きい。直球、変化球ともスケールアップしており、夏に再び存在感を示せるか。2年生が軸になる打線の援護も欠かせない。第2シードの東海大諏訪は、勝股や宮尾を軸にした打線が力を秘めるだけに、2年生エース宮本の投球が鍵を握る。

 ノーシード校も巻き返しを期す。昨秋の県大会で準優勝した長野商は、つながる打線と和田、富岡の2本柱で34年ぶりの夏の甲子園を目指す。9年ぶりの夏の甲子園が懸かる松商学園は、制球を磨いた青柳と直江の投手陣が本来の力を発揮できるかどうか。春季中信予選で松商学園にコールド勝ちしている松本深志は、小林綾、絃の兄弟が2本柱。優勝すれば70年ぶりとなる。

 このほか投打とも力を秘める東京都市大塩尻や飯山、松本第一、創造学園も上位をうかがう。松本県ケ丘、篠ノ井、伊那北は、シード校の優位性を生かしたい。春季大会で結果を残した上田染谷丘や下伊那農、長野吉田も侮れない。

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