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SLを模した雪像の前でキャンドルを持つ子どもたち=12日午後6時16分、栄村

 東日本大震災翌日の2011年3月12日未明に下水内郡栄村を最大震度6強の揺れが襲った県北部地震から6年がたった12日夜、復興を願う「3・12復興灯明祭(とうみょうさい)」が、村内のJR飯山線森宮野原駅前で開かれた。集まった村民たちは、キャンドルの灯で浮かび上がった「3・12栄村」の文字を見つめながら、震災の記憶を風化させず、発展へと進んでいく決意を新たにした。

 灯明祭を前に実行委や村民有志は、雪で長さ約30メートル、高さ約8メートルのステージを造った。上部は、昨年11月に村内の飯山線を44年ぶりに蒸気機関車(SL)が走ったことにちなみ、SLをかたどった。

 冒頭あいさつで森川浩市村長は「復興事業はほぼ終わり、新たな事業へと向かう。村民と一緒に村づくりを進めたい」と述べた。避難生活のストレスなどで亡くなり震災関連死と認定された村民3人に皆で黙とうをささげた後、栄小学校の子どもたちがキャンドルを雪のステージに並べていった。

 当時、避難所となった村役場で1カ月余り生活した栄村青倉の島田哲(さとる)さん(68)は毎年3月11日の夜になると不安になるといい、「けさ無事に朝を迎えられてよかった。復旧は進んだが人口は減った。人々が集う村になってほしい」と願っていた。

2017年3月13日掲載

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