TOP2011年05月栄村で仮設入居始まる まず4世帯「ひと安心」

 県北部地震で多くの家屋が損壊した下水内郡栄村で被災者のための仮設住宅5戸が完成し、14日、入居が始まった。同日午前に県が開いた説明会には、入居する4世帯の被災者が集まり、県の担当者から電気やガスの使い方などを聞いた後、鍵を受け取った。

 5戸が建設されたのは同村北野天満温泉にある宿泊施設の駐車場。説明会で島田茂樹村長が「長い避難生活、ご苦労さまでした。これで少しは安心できると思います」とあいさつ。入居者は入居住宅ごとに分かれ、県の担当者らから電源の位置や空調機の使い方などの説明を受けた。

 仮設住宅は5戸とも2DKで、1戸が約30平方メートル。トイレ、風呂のほか、日赤から贈られた冷蔵庫や洗濯機、炊飯器なども備えている。入居できる期間は原則2年間で家賃は無料だが、光熱水費は入居者の負担。

 3月12日の地震発生から2カ月余。北野天満温泉の宿泊施設で避難生活を送り、仮設住宅に入居することになった一人暮らしの斎藤マツさん(80)=栄村坪野=は「ようやくひと安心した」と笑顔を見せた。隣の仮設住宅に入居することになった一人暮らしの斎藤峯子さん(78)=同=も「一人住まいでも、すぐに茶飲み話ができてうれしい」と、顔見知りと近くで暮らせることを喜んだ。

 県は同村横倉の村農村広場にも、仮設住宅50戸を建設予定。このうち35戸は6月1日、残る15戸は同月末に完成する予定という。50戸には43世帯108人が希望を出しており、全員入居できる見通しだ。

2011年5月14日掲載

災害用掲示板(安否確認)