TOP2011年06月栄村で復興ビジョン懇談会 旧山古志村の住民ら招き

 県北部地震で大きな被害が出た下水内郡栄村で18日、「栄村・復興ビジョン懇談会」が開かれた。2004年の新潟県中越地震で被災した旧山古志村(現長岡市)の当時の職員や農地の地震被害に詳しい研究者、村内で集落維持の活動を進める住民代表が講演し、参加者が意見交換した。

 全村民が一時避難した山古志村は当時、「帰ろう山古志へ」と題する復興プランをまとめた。村企画課長だった青木勝さん(61)=長岡市=は村民が村に戻り、農業を再開することが国土保全につながるということを強調したと説明。参加者たちに「山古志の試みを引き継いで、日本の中山間地域のモデルを作ってほしい」と呼び掛けた。

 30~60代を中心とする住民有志で集落復興プロジェクトチームをつくった小滝区の区長、樋口正幸さん(52)は、農地の被害調査や作付けなど、これまでの取り組みを紹介。お宮の修復などの費用をどう賄うかが今後の課題とした。

 懇談会は、NPO法人栄村ネットワーク(栄村)と社団法人中越防災安全推進機構(長岡市)が呼び掛け、住民ら約50人が参加した。

2011年6月19日掲載

災害用掲示板(安否確認)