TOP2011年11月地震で中野の基準点にずれ 東南東方向に49センチ

 県土地家屋調査士会飯山支部(小林孝夫支部長)が2005年、中野市三好町の市役所前にモニュメントとして設置した基準点が、当初の場所から東南東方向に49センチずれていることが、同支部の調査で分かった。国土地理院によると、ずれた方向や距離から東日本大震災を引き起こした巨大地震に伴う地殻変動の影響とみられる。

 基準点は、土地家屋調査士制度ができて55周年を記念して設けた。測量は同支部会員ら約10人が参加し、GPS(衛星利用測位システム)を使って26日に実施。上下の変動は確認されなかった。

 同支部はこれまでに、中野市内の別の3カ所の基準点でも調査し、今回と同じ方向、同じ距離の移動を確認したという。測量を担当した海野正寿さん(54)=中野市中央=は「あらためて地震の規模と大きさに驚かされる」と話している。市役所前の基準点には今後、設置当初の場所を示し、市民らが地殻変動の大きさを実感できるようにする予定だ。

2011年11月29日掲載

災害用掲示板(安否確認)