TOP2012年06月放射能測定でネット結成 技術向上へ県内5組織

 東京電力福島第1原発事故を受けて、食料品や土壌などの放射能測定を行う県内の民間業者や市民測定所が24日、緩やかなネットワークを結成した。この日、塩尻市の民間業者の測定所で初会合を開き、個人や団体など5組織が放射能測定技術向上への勉強会などを定期的に開いていくことなどを確認した=写真。

 集まったのは伊那谷の住民有志でつくる「放射能測定伊那谷市民ネットワーク」(飯田市)、民間事業所「信州放射能ラボ」(塩尻市)、同「イリス」(小県郡長和町)、信大理学部(松本市)の学生らでつくる「Teamめとば」、長野市の主婦が運営する「長野市民測定所」の5組織。

 放射能測定は、福島第1原発事故に由来する放射性物質かもともとあった放射性物質かを区別する必要があるなど、専門知識や技術が欠かせない。このため信州放射能ラボの一ノ瀬修一さん(52)が測定数値の信頼性を高めるため互いに検査技術を共有することを提案。県内の測定機器を持つ団体や民間業者などに呼び掛け、ネットワークをつくることになった。

 この日、参加者たちは、土壌の放射能を測る際にその土壌に加え、敷地内の床下の土壌も別に測定することで数値の正確性をある程度担保していることを報告したり、基準値を超えた場合に県などに報告するかなどについて意見を交わしたりした。

 Teamめとば代表の浜崎竜太郎さん(25)は「信頼できるデータを出すことは難しい。今後知識を得ていきたい」。一ノ瀬さんは「測定したデータが信頼されることが重要。そのサポートをしていきたい」と話していた。

2012年6月25日掲載

災害用掲示板(安否確認)