TOP2012年09月野生キノコから基準超すセシウム 県が南牧村と小海町に出荷など自粛要請

 県林務部は28日、野生キノコの放射性物質検査で、南佐久郡南牧村で採取した「ハナイグチ」から国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える187ベクレルの放射性セシウムを、また同郡小海町で採取した「ショウゲンジ」から129ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同日、両町村産の全種類の野生キノコの採取と出荷、摂取を自粛するよう両町村などに要請した。

 南牧村海ノ口の私有林では27日に採取し、放射性セシウム134を1キログラム当たり67ベクレル、同137を120ベクレル検出。小海町小海の私有林では6日に採取し、134を32ベクレル、137を97ベクレル検出した。同部は、ともに東京電力福島第1原発事故の影響とみている。県は本年度、佐久地方で8月下旬から11月にかけて野生キノコ60検体を目標に調べている。

 また、同郡佐久穂町と佐久市、小海町のハナイグチ計3検体から、放射性セシウム137をそれぞれ20ベクレル、13ベクレル、9・4ベクレル検出した。この3検体からはいずれも同134は検出しなかった。佐久市のナラタケモドキ2検体、諏訪市のマツタケ、東御市のアカハツも調べ、いずれも放射性セシウムを検出しなかった。採取日は24〜27日。

 この日検査結果を発表した9検体はいずれも県環境保全研究所(長野市)で27、28日に調べた。

 県の検査で、北佐久郡御代田町と同郡軽井沢町の野生キノコから8月下旬と9月中旬に、基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、政府の原子力災害対策本部は今月20日、県に対して両町産の野生キノコの出荷制限を指示している。

2012年9月29日掲載

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