TOP2013年02月栄村のイベント準備に汗 県内有志ら、東日本大震災ボラが縁

 東日本大震災のボランティア活動で知り合った県内などの有志28人が23、24の両日、県北部地震が起きた3月12日に下水内郡栄村で開かれるイベント「復興祈願灯明まつり」の準備を手伝った。有志は雪像やかまくらを作るなど雪の中の作業に汗を流した。震災2年を前に、県外だけでなく足元にも目を向けようと初めて実施した。

 有志は20〜70代で、長電観光(長野市)が開いてきたボランティア活動ツアーで知り合った。ツアー参加者の中に栄村で個人的にボランティア活動している人がいる縁で、ツアーに10回ほど参加した東筑摩郡麻績村の臨床工学技士坂口英誠(ひでさと)さん(34)が、灯明まつりを開く栄村復興支援機構「結い」の相沢博文代表(65)に相談して実現した。

 まつりは、村内のJR飯山線森宮野原駅周辺で灯明を並べ、太鼓などのステージを予定。訪れた人たちに、かまくらや雪像も楽しんでもらう。

 有志は、駅近くに大きい物で高さ8メートルほどのかまくらを3個作った。雪像は今年のえとのヘビや、アニメキャラクターなどを制作。みそ汁やジュースなどを差し入れた住民とも交流した。

 ほとんどが栄村を訪れるのは初めて。埴科郡坂城町の中村恵美さん(20)は「想像以上に雪深く生活が大変だと思う。小さなことだけど役に立てればうれしい」。相沢代表は「来てもらうことが(住民の)元気になる」と話した。

 有志が知り合ったツアーは延べ1300人ほどが参加したが、大人数のボランティアの要望が減っていることもあり、3月で終了する。坂口さんは「せっかくできたつながりを今後も大切にしていきたい」と話していた。

2013年2月25日掲載

災害用掲示板(安否確認)