TOP2014年03月震災の記憶伝える 伊那図書館「交流ひろば」一新

 伊那市立伊那図書館は東日本大震災から3年を機に、2階の「東日本大震災情報交流ひろば」をリニューアルした=写真。「本の力〜伝えたい記憶」と題し、震災直後と現在の被災地の写真を並べ、震災を描いた絵本を紹介。震災直後から置いている地震や原発関連の本は約150冊になり、岩手県陸前高田市の図書館再建支援のために回収箱で集めた古本は2500冊を超えた。

 震災3日後に地震や原発に関する本の特集コーナーを設け、約1カ月後に「ひろば」として福島県や宮城県の地方紙を見られるようにした。回収箱は2012年12月に設置。集めた本は、古本の買い取り額を陸前高田市の図書館再建資金として寄付する古本販売会社「バリューブックス」(東京)に送っている。同社が伊那図書館の「一棚(ひとたな)古本市」に出店したのが縁で、同図書館からの古本を通じた寄付額は約4万3千円になった。

 ひろばには、震災直後から紹介する本を選び、展示内容を考えてきた職員の思いを記した文章も掲げた。担当の保科麻衣さん(25)は「本を通じて記憶を後世に伝えるのが図書館の役割。被災地から離れていてもできる支援を今後も続けたい」と話している。

2014年3月20日掲載

災害用掲示板(安否確認)