TOP2014年06月福島支援、小諸のコンサート50回 有志バンド「忘れないで」
50回目の「がんばっぺ福島コンサート」で、「花は咲く」を演奏する「音だまくらぶ」のメンバー

 東日本大震災を受け福島県いわき市に避難する人のため演奏活動をする県内有志のバンド「音だまくらぶ」が、活動や復興への協力を呼び掛けようと小諸市で続ける「がんばっぺ福島コンサート」が29日、50回目を迎えた。メンバーは聴衆のリクエストに応じて演奏しつつ、震災に関心を持ち続けることを呼び掛けた。

 くらぶは医療、福祉関係者ら7人でつくる。主宰する小諸市新町の音楽療法士、西巻靖和さん(46)によると、2011年12月から17回いわき市を訪ね、現地の集会施設などで演奏している。家に閉じこもりがちな避難者らが交流する機会になっているという。小諸でのコンサートはメンバーの交通費などを集め、現地の状況を伝える目的で、温泉宿泊施設「布引温泉こもろ」(小諸市大久保)で月2回ほどのペースで開く。

 29日は、いわき市で避難者の交流スペースを運営するNPO法人の職員が駆け付け、同市で避難生活を続ける人がまだ3万人余いる現状などを紹介した。くらぶは「バラが咲いた」「故郷(ふるさと)」など10曲余を披露し、最後の「花は咲く」は約50人の聴衆も声を合わせた。西巻さんは「たとえ特別な支援ができなくても、震災を忘れないということができたらいい」と呼び掛けた。

 コンサートに10回ほど足を運んでいる主婦の渡辺八重子さん(61)=東御市=は「このコンサートがきっかけで、被災地を応援しようと福島を旅行した」と話した。

2014年6月30日掲載

災害用掲示板(安否確認)