TOP2014年08月原発事故避難者ら、持続的な生活を語る
ステージ上でトークを披露する木村さん(左)、渡辺さん(中)ら

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災し、福島県大熊町から北安曇郡白馬村に移住した木村紀夫さん(49)と仲間たちが23日、持続可能な暮らしの拠点作りを進めている同村落倉の元ペンション「深山(みやま)の雪」で、初のライブ&トーク「忘れないからはじまる未来」を開いた。県内外から約40人が参加。音楽家の演奏や木村さんらの話を聞き、交流した。
 長女舞雪(まゆ)さん(13)と暮らす木村さんは、津波で妻、父親を失い、行方不明の次女汐凪(ゆうな)さん=当時(7)=を大熊町に通い今も探している。昨秋から支援者らと、過剰なエネルギーに頼らない暮らしを実践する場づくりに取り組んでいる。
 有志らが手作り中の遊び小屋「汐笑庵(じゃくしょうあん)」や森のステージで、ピアニストのウォン・ウィンツァンさんらの演奏と、被災地支援を続ける作家渡辺一枝さん(69)らがトークを披露。舞雪さん手作りのケーキも振る舞われた。和やかなイベント後、木村さんは「自分一人ではできない活動。多くの人とつながりながら福島の現状を知り、考える場をつくっていきたい」と話した。
 福島県浪江町で被災し、会津地方に避難中ながら何度か白馬を訪ね、木村さんの作業を手伝った関場健治さん(59)は「こんなに多くの応援があり、私もうれしい」と、会場を見つめて話した。

2014年8月24日掲載

災害用掲示板(安否確認)