万感の思い込め最後のくす玉割り 辰野の88歳上島さん

11月21日(月)

上島茂さんが割ったくす玉の下を駆け抜ける上島通成選手

 第60回記念県縦断駅伝競走最終日の20日、沿道では各地で選手を励まし、運営を助ける住民らの活動があった。
 17区の上伊那郡辰野町の国道153号沿いでは、地元の上島茂さん(88)がことしも手製のくす玉を割って上伊那チームを応援した。1959(昭和34)年の第8回大会から続けているが、体力的にきつくなってきたこともあり、今大会で最後にする。親戚の上島通成(みちなり)選手(34)が通過するのに合わせ、万感の思いを込めてひもを引いた。
 沿道約80メートルに近所の人たちが並び、「頑張って」と大声援。割れたくす玉から「必勝上伊那頑張れ」の幕が垂れ、紙吹雪の中を通成選手が駆け抜ける。茂さんが持参した爆竹やクラッカーを鳴らす人も。近くの50代主婦は「くす玉が見られなくなるのは名残惜しい」。
 茂さんは「これだけ多くの人が集まって応援できてうれしい。くす玉がなくても、来年も精いっぱい声援を送りたい」と話していた。