監督、故部長に優勝旗を レッティさん退任で奮起

11月18日(日)

初日トップに立ち、アンカーの臼井選手と喜ぶレッティさん(左から2人目)=岡谷市役所

 初日を1位で終えた上田東御小県。初優勝した2009年から4大会連続で監督を務めるカナダ人ビル・レッティさん(48)は、今大会で退任する意向だ。ことし1月にはチームを支えてきた前部長、荻野高(たかし)さんが63歳で病死。選手たちは胸などに黒いリボンを着けながら走った。選手たちは二人への思いを込め、3年ぶりの優勝を目指している。
 「本当に素晴らしいですね」。初日ゴールの岡谷市役所前をトップで駆け抜けた臼井隆之選手(43)=HIOKI=を、レッティさんがねぎらった。
 上田東御小県は、初優勝までは3位にも届かなかった。だが、同チームで1997年から12年間、選手として走ったレッティさんが監督になってからは、優勝、準優勝、3位と好成績が続く。同チームの監督は2期4年が慣例で、上田市内で貿易関係の会社を経営するレッティさんも今大会で退く考えだ。
 レッティさんが「優勝旗奪還の絶対条件」に挙げていたのは「初日に独走で首位に立ち、逃げ切ること」。その通り、選手たちは頑張りを見せて2位に4分1秒差をつけた。「2日目もリードを守り切ってくれると信じている」
 10区を走った八反田(はったんだ)浩也主将(36)=アート梱包(こんぽう)運輸=は「レッティ監督になって練習の量も質も格段にきつくなったが、そのおかげでここまで来られた。何としてももう一度、胴上げをプレゼントしたい」と話した。