地元住民の熱い応援 飯田、伊那・駒ケ根の沿道や中継点

11月19日(月)

横断幕や小旗で、飯田下伊那のアンカー平沢選手に声援を送る住民ら=飯田市街地

中継点に到着した選手を抱える伊那弥生ケ丘高校陸上部員=伊那市山寺

 第61回県縦断駅伝競走最終日の18日、伊那谷のコースの沿道には住民らが繰り出し、郷土の期待を背に力走する選手たちに声援を送った。


<飯田 浜井場小児童、楽器演奏で鼓舞>


 ゴールの県飯田合同庁舎(飯田市)に近い飯田市の中心市街地では、多くの住民らが沿道に並び、各チームのアンカーが通過するたびに「頑張れー」「もうちょっと」と声を掛けた。


 同市浜井場小学校の3〜6年生20人余は金管楽器などで「負けないで」を演奏。トロンボーンを担当した6年の池田尚央(なお)君(12)は「最後まで全力で走り抜いてほしい思いで吹いた」と話した。同市橋北(きょうほく)地区の住民有志は、「ゴールまで突っ走れ」と記した横断幕を掲げて応援。「名前を呼べば選手の励みになる」と、各チームのアンカーの名簿100枚と小旗500本も用意し、沿道に集まった人たちに配って大会を盛り上げた。


 地元の飯田下伊那チームは初日の2位から順位を下げたものの総合で4位に。アンカーの平沢宏幸選手(32)は「最後は苦しかったけれど、応援に背中を押されて粘ることができた」と語った。


<伊那・駒ヶ根 高校陸上部員「いつかは自分も」>


 上伊那地方の沿道には例年同様、多くの駅伝ファンが詰め掛けた。伊那市の伊那中継点では、地元高校の陸上競技部員が補助員として参加。駒ケ根市を走る20区では、上伊那チームの順位を上げようと懸命に走る同市東中学校陸上部の選手を部員の声援が後押しした。


 伊那中継点ではここ数年、伊那弥生ケ丘、伊那西(ともに伊那市)、上伊那農業(上伊那郡南箕輪村)の3高校の陸上部員が補助員を務めており、この日は約20人が参加。観客が車道に出ないよう注意したり、たすきを渡した選手を誘導したりした。


 上伊那チームは、同中継点から上伊那郡宮田村までの18区を伊那弥生ケ丘高2年の宮脇拓海(たくみ)君(17)が走り、区間4位。補助員を務めた同校陸上部1年の森川知生(ともき)君(15)は「応援する余裕はなかったが、大会に関わることができて良かった。いつか自分も県縦断駅伝に出てみたい」。


 20区では、駒ケ根市東中3年の島龍之介君(15)が区間2位の力走。「仲間の声が聞こえ、並走する姿も見えて、頑張れた」と話していた。