後継者決まり名物復活 上伊那応援、辰野のくす玉割り

11月18日(月)

くす玉を掲げて応援する(左から)上島繁人さんと茂さん

 県縦断駅伝最終日の17日、17区の上伊那郡辰野町の国道153号沿いで、上伊那の選手を応援するくす玉割りが2年ぶりに復活した。2011年まで50年以上続けた上島茂さん(90)の親戚、繁人さん(44)が手製のくす玉を割り、「頑張れ上伊那」の垂れ幕の下を選手が駆け抜けた。


 茂さんが1959(昭和34)年、自宅前の区間を走ったおいの元辰さん(73)を応援しようと始めた。県縦断駅伝の名物として親しまれたが、茂さんが高齢でさおを扱うのが難しくなり、2年前に断念。茂さんの姉の孫で、近くに住む繁人さんが引き継いだ。


 茂さんの助言を受け、プラスチックのざるを二つ合わせて外側を造花で飾り、中にリボンや垂れ幕を入れた。この日の朝、長さ約5メートルの竹ざおの先にくす玉を取り付けた繁人さんは沿道に茂さんと座り、緊張の面持ち。親戚や近所などの約40人も並んだ。


 上伊那の選手が見えると、あと10メートルほどになるのを見計らい、繁人さんがくす玉のひもを引いた。紙吹雪が舞い、茂さんは爆竹を鳴らして盛り上げた。繁人さんは「今朝までかかって仕上げたかいがあった」。茂さんは「タイミングも良く大成功。後継者ができてありがたい」と喜んだ。