上伊那ふるさと選手の千葉さん・大蔵さん 地元の声援受け力走

11月17日(月)

先頭で現れた千葉さんに声援を送る人たち=箕輪町

家族らの声援を受けて力走する大蔵さん=中川村

 県縦断駅伝最終日の16日、上伊那チームのふるさと選手で実業団の千葉健太さん(24)=富士通=と大蔵孝典さん(23)=サンベルクス=が、それぞれ出身地の上伊那郡箕輪町、駒ケ根市を通る区間を走った。声援を受けて上伊那の9年ぶりの優勝に貢献し、地元を走る喜びに浸った。
 千葉さんは同郡辰野町―伊那市の17区(16・6キロ)。箕輪町役場に近い国道交差点周辺には100人以上が集まった。「上伊那チーム、絶好調です」。先導車のアナウンスにどよめきが起き、千葉さんが先頭で現れると歓声に変わった。
 近くの保科良博さん(62)は「健太ガンバレ」の手作り垂れ幕を掲げた。例年ここで応援するが「今年は倍以上の人がいる気がする」といい、千葉さんの走りに「武者震いがした」。父稔さん(61)は中継点などで応援し、「地元の応援を頂き、たすきがつなげて良かった」と話した。
 大蔵さんの父正長さん(54)ら家族4人と、小学校で教えた上伊那郡飯島町の天田良子さん(69)は、同郡中川村の国道沿いで大蔵さんを待った。駒ケ根市―下伊那郡松川町の21区(17・0キロ)の終盤で、選手には苦しい所だ。
 祖母の酒井和江さん(82)は用意した椅子には座らず、何度も「まだか」。大蔵さんが先頭で来ると「頑張れ」と身を乗り出し、拳を見せて応えた姿に「安心した」と涙を拭った。走る姿を久しぶりに見たという天田さんは「たくましくなった」。正長さんは「地元への恩返しになる走りができたかな」と語った。
 千葉さんは「途切れることなく応援してくれて、楽しく走れた」。大蔵さんは「知り合いばかりいて、思わず手を振った」と話していた。