親子でたすきの夢実現 上水内チームの中沢さん

11月16日(月)

たすきをつなぐ上水内チームの中沢堅太朗君(左)、俊喜さんの親子=駒ケ根市の福岡中継点

 上水内チームで20区を走った信州大付属長野中学校3年中沢堅太朗君(15)が、21区を走る父親の俊喜さん(48)にたすきを託した。俊喜さんが過去3回の出場時、沿道でのサポート役だった堅太朗君は、「いつか自分も走りたい」と思ってきた。俊喜さんは「選手として一緒に走れるとは思っていなかった」と、親子リレーの実現を喜んだ。
 長男の堅太朗君が小学5年で陸上教室に通い始めたころ、俊喜さんも一緒に走るようになった。休日は2人で市民マラソンに出たり、運動場で練習したり。「最近になってぐっと追いつかれてきている」と悔しそうな俊喜さんだが、チームの計らいで親子リレーが決まった時は「ありがたかった」と言う。
 この日、駒ケ根市の福岡中継地点で待った俊喜さんは、区間5位の力走を見せた堅太朗君に「けん、ラストだ頑張れ」と声を掛けた。たすきが手渡されると、しっかりつかんで走りだした。
 堅太朗君は「お父さんの粘り強い走りはまだまだ越せないし、尊敬している。今日は無事にたすきをつなげてほっとした」。俊喜さんも「(堅太朗君が)受験勉強と陸上を両立している姿を見ると、仕事後で疲れていても頑張って走ろうと思える。これからも一緒に楽しく走りたい」と話していた。