男子50キロ競歩の表彰式で銅メダルを手に笑顔の荒井広宙=19日

競歩、荒井は銅 「失格」一転、判定覆る

201608/20

 日本の競歩選手として初めて五輪の表彰台に立った荒井は、右手に持った銅メダルを誇らしげに掲げて歓声に応えた。
 ―日本の競歩界初のメダル獲得となる3位に入った。
 「うれしいですね。今までの努力、練習の成果を形に残せた。でも、僕の中では、去年の世界選手権で谷井さんが獲得した銅メダルが、初のメダルだと思っている。五輪も世界選手権も同じメダル。だから、谷井さんが一番、最初です」
 ―一度は失格の宣告がなされたが覆った。
 「失格になると思っていなかったので、まず『やったぞ』と思ってゴールした。でも、その後、危ないというのを聞いて、何でだろうと思ったけれど、なるようにしかならないと思って待っていました」
 ―この4年間、継続をテーマに掲げてきた。メダルを取れた要因は何か。
 「やっぱり、質の高い練習を継続してやってこれたこと。2013年に左脚の疲労骨折をしたけど、それ以後は、歩けなくなるようなけがはなかった。計画した練習を予定通りにできて、毎年毎年、自己記録を更新してやってこれた。それが今回メダルという結果につながったと思う」
 ―レースにピークを合わせられたのか。
 「何の問題もなく、万全を期してやってこれた。12時間の時差にもしっかり対応してやってこれたので、ピークを合わせられた。レースもあまり前に出過ぎず、後方で、自分のペースを刻み、余裕を持って歩けたことが良かった」
 ―今後の目標は何か。
 「最終的には東京五輪で、今回以上のメダルの色を目指して頑張っていきたい。でも、まずは1年1年を大切にして、結果として東京五輪につながれば良い」