羽根田選手(下)のデモンストレーションを大勢が見つめた=25日、安曇野市明科

「銅」のパドルさばきに歓声 羽根田選手招き安曇野でカヌー大会

201609/26

 リオデジャネイロ五輪カヌー競技の銅メダリスト羽根田卓也選手(29)=愛知県出身=を招いたカヌー大会が25日、安曇野市明科の前川で開かれた。羽根田選手にとって小中学生の頃に大会で訪れ、2008年の北京五輪最終予選前には合宿もした思い入れのある場所とあって、地元有志らがメダル獲得を記念して初めて開催。メダリストのデモンストレーションを見ようと、約500人が県内外から訪れた。

 かつて羽根田選手も出場したカヌー大会を毎年前川で開いている松本市の地方公務員大沢勇治さん(51)を中心に準備。当初は五輪報告会の予定だったが、銅メダル獲得で急きょ、記念の大会を開くことに。県内外から93人が参加し、200メートルのスラロームコースで競った。

 開会式には、羽根田選手が銅メダルを首からかけて出席し、「安曇野は思い出がたくさんある場所。みなさんと一緒にカヌーを楽しみたい」とあいさつ。大会コースで素早いターンや力強いパドルさばきを披露すると、川岸から「おー」「かっこいい」と歓声が上がった。岸に上がった後は多くのファンに囲まれ、写真撮影やサインに応じた。

 有志らは来年も記念大会を開く計画。2020年東京五輪出場にも意欲を見せている羽根田選手は取材に「ここで合宿し、いい調整ができたことが北京大会出場、その後のリオ大会につながった。恩返しのためにも今後もできる限り訪れたい」と話した。