カヌーに乗り込んだ来場者に操作を解説する矢沢選手

「五輪は特別」 カヌー矢沢選手、長野で講演

201610/02

 リオデジャネイロ五輪のカヌー・スラローム男子カヤックシングルに出場した飯田市出身で善光寺大勧進(長野市)の矢沢一輝選手(27)が1日、「僧侶として挑んだ3度目のオリンピック」と題して長野市芸術館で講演した。母校・駿河台大(埼玉県)の同窓会長野支部が主催し、市民ら約60人が聞いた。

 リオ五輪で準決勝まで進んだ矢沢選手は映像でレースを振り返りながら、「コースの周りに大勢の観客がいて、特別な場所だった」と語った。選手村ではイタリア料理や中華料理などが24時間提供され、仏教やキリスト教の宗教施設もあったと説明した。

 2012年のロンドン五輪後、指導を受けていた善光寺一山の僧侶に紹介され、「この人みたいになりたいと思って出家した。特に迷いはなかった」。現在も午前6時半ごろから午後3時ごろまで法務をこなした後、犀川などで毎日のように練習しているという。4年後の東京五輪については「まずは自分の生活を考えたい」と話した。

 講演の最後には、カヌーに乗り込んだ来場者をモデルに操作の仕方などを解説した。