信濃毎日新聞ニュース特集

2016 参院選

10代投票率62~38% 栄村・大桑・阿南・小布施・須坂・高山

2016年07月12日(火)

 選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられた10日投開票の参院選で、須坂市や下水内郡栄村、木曽郡大桑村など6市町村が11日、初の「10代投票率」を集計し、信濃毎日新聞の取材に明らかにした。最も高い栄村が62・07%、最も低かった上高井郡高山村が38・16%だった。高校生らを含む10代の動向が注目されたが、6市町村全てで10代は全体の投票率を下回った。
 山梨学院大大学院の江藤俊昭教授(政治学)は6市町村の結果について、「投票権を得たからといって、すぐにしっかりと判断して投票先を選べるわけではない。政治への意識を向上させていくことが大切」とし、継続的な主権者教育の必要性などを指摘している。
 栄村によると、10代の有権者は29人おり、うち18人が投票。10代投票率は村全体よりも16・07ポイント低かった。
 他の5市町村は、10代投票率の高かった順に大桑村55・26%(全体より20・02ポイント低)、下伊那郡阿南町49・28%(同14・94ポイント低)、上高井郡小布施町46・41%(同19・70ポイント低)、須坂市42・27%(同16・67ポイント低)、高山村(同27・86ポイント低)となった。
 10代の投票を巡っては、進学などで住所地と異なる場所に滞在する場合、不在者投票の手続きが煩雑な点などが課題として指摘されている。
 総務省は11日、全国の一部市区町村の投票所を抽出調査した10代投票率が45・45%だったと発表。6市町村のうち栄村、大桑村、阿南町、小布施町はこれを上回った。