信濃毎日新聞ニュース特集

2016 参院選

10代投票率、松本市45% 20代の36%上回る

2016年07月13日(水)

 松本市選挙管理委員会は12日、10日投開票された参院選県区の年代別投票率(以下いずれも在外邦人を除く)をまとめた。選挙権年齢の引き下げによって、今回の参院選で初めて選挙権を得た10代(18、19歳)は当日有権者4628人中2107人が投じ、45・53%だった。全世代平均の58・62%には及ばなかったものの、20代の36・28%を9・25ポイント上回った。
 10代のうち18歳は51・28%。さらに1998年4月2日〜7月11日生まれで、高校3年生に相当する有権者697人に絞ると468人が投票し、67・14%に達した。市選管は、高校での模擬投票実施といった主権者教育やPR活動の充実によって意識が高まったとみている。
 一方、19歳は39・61%にとどまり、20代のうち20歳は31・72%と低かった。進学や就職などで住所地から離れている人が、期日前投票や不在者投票などを利用せずに、投票しなかった可能性もある。
 他の年代別は、30代が49・18%、40代が57・47%、50代が67・22%、60代が74・38%、70代が75・01%。80代が53・32%、90歳以上が19・78%で、70代までは年代が上がるごとに投票率も高まる傾向があった。
 市選管事務局は「18歳だけでみると、40代に迫る投票率の高さ。仲間や家族と(選挙の)話をして、他の世代も引っ張ってほしい」とした。
<須坂も10代が20代上回る>
 須坂市選挙管理委員会は12日、選挙権年齢が引き下げられた10日投開票の参院選で、年代ごとの投票率(在外投票者を除く)をまとめた。10代(18、19歳)の投票率は42・27%で、市全体に比べて16・68ポイント低かったが、20代を5・01ポイント上回った。
 18歳510人のうち投票したのは247人(48・43%)、19歳は519人のうち188人(36・22%)だった。18歳と19歳に12・21ポイントの開きがあった。20代の投票率は37・26%。30代は47・52%で、30代以上の年代はいずれも10代を上回っていた。最も高い60代は74・89%だった。
 18歳の投票率が19歳より高かったことについて、市選管は、高校卒業後に住民票を移さないまま進学などで市外に出て、投票しなかった人が一定程度いたためとみている。
 市選管などは市内で「18歳選挙権」を周知するため、須坂東高校や須坂商業高校の3年生らにチラシを配ったり、投票の仕組みを説明したりした。市選管の滝沢裕治書記長は、関心を高めようと10代を対象に進めた取り組みに「一定の効果があった」と分析。その上で「このまま投票に行き続けてもらいたい」と述べ、今後は20〜30代の関心をどう高めるかも検討したいとした。