信濃毎日新聞ニュース特集

2017衆院選

SNSで夢を語り 選挙を身近に 長野の会社員ら試み

2017年10月08日(日)

 「2030年、あなたの思い描く明るい未来を聞かせてください」―。22日投開票の衆院選、29日投開票の長野市長選に向けて、長野市の会社員波多腰遥さん(23)が、10〜30代の若手が語る夢を当人の写真とともにSNS(会員制交流サイト)で発信し始めた。各政党の公約を読むだけではピンと来ない近未来の青写真をそれぞれの素直な願望で表現、広く共有することで選挙を身近にしようという試みだ。
 タイトルは「アオトーンナガノ」。未熟(アオ)な僕らなりの調子(トーン)で―との意味を込めた。自分が社会に出て働き始めていたり、責任ある立場を任されたりしているかもしれない十数年後を想定。その時、何をしていたいか、どんな地域・社会に暮らしていたいかをホワイトボードに書いてもらい、手にした当人の写真をツイッターやインスタグラム、フェイスブックで発信している。
 今月から波多腰さんが知人らに呼び掛け始め、7日夕現在、学生を中心に15人の男女がアップされている。
 例えば、市内のデザイナー野口紗弥可さん(25)は「誰もが好きなものを発信して、クリエーターになれる!!」。誰もが自由に新しいことに挑戦できる社会を願った。
 コワーキングスペースを運営する市内の会社に勤務する波多腰さんは、長野高専(長野市)4年だった2012年、東京電力福島第1原発事故をきっかけとした国会前の脱原発デモを見て、社会問題なども自分で考え、声を上げる大切さを感じたという。
 だが、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた昨年7月の参院選でも県内の10、20代の投票率(抽出)は全体平均を下回って50%を切る低空飛行。「一人一人が幸せに暮らすために必要なのが政治」なのに、選挙が未来に希望を抱かせるものになっていないことが低投票率の一因と考え、SNSによる発信を思い立った。
 「難しく考える前に、まずは自分がどう暮らしていたいかイメージしてみよう」と波多腰さん。より幅広い若者の声を集めたいと、10〜30代からの投稿も募っている。ハッシュタグ「#アオトーンナガノ」を付けて各SNSに投稿するか、波多腰さんにメール(aotone.nagano@gmail.com)で送る。長野市長選の投開票日まで募る。


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