信濃毎日新聞ニュース特集

2017衆院選

衆院選あす公示 異例の短期決戦、県内の各陣営は手探り

2017年10月09日(月)

 衆院選が10日に公示されるのを前に、県内5小選挙区に政党が公認・推薦する候補者を立てる予定の各陣営は8日、事務所を開いたり、支持を求めるチラシを用意したりと準備に追われた。唐突な衆院解散、急展開の野党再編と異例の慌ただしさの中で迎える選挙戦本番。支持をどう広げていくか、手探りが続く。

 自民党前職のある陣営では、スタッフらが積み重なったポスターを地域ごとに分ける作業に精を出し、選挙カーに乗る人の宿泊手配も進められた。「突然の解散だったから」と陣営関係者は話すが、事務所の壁には激励の「ため書き」がずらり。出陣式用の横断幕も届いた。短い準備期間ながら組織力と「支援者の協力で何とかここまで来た。あとは緊張感を持って、一つ一つできることをやっていくだけ」とした。

 希望の党元職のある陣営は、事務所の電話がこの日ようやく使えるようになった。幹線道路に面した外壁に立候補予定者名を記した看板を取り付けたり、神棚を設けたりと大勢が出入り。選挙区内のポスター掲示板の場所を確認するスタッフの姿もあった。「こんな短期決戦は初めて。あいさつ回りもまだ足りない」と、多くの選挙に関わってきたベテラン幹部。午後4時には立候補予定者が戻り、事務所開きをした。

 「今日はこれを各地区に配分していく」。共産党新人のある陣営幹部は、立候補予定者への支持を求めるチラシやはがきの山に目をやった。党員らが代わる代わる事務所を訪れ、玄関口に積み上げられたはがきなどを持ち帰っていく。公示まで時間がなかったが、幹部は「選挙準備でやることは決まっている」と冷静。「残りは電話でどれだけ支持拡大を図れるか。11日には期日前投票が始まるからね」と気を引き締めた。

 維新新人のある陣営の事務所では、朝から陣営幹部2人がパソコンに向かって選挙公報のデザインを調整したり、県選管に書類を届けに出掛けたりした。前日夜に仕上がった事務所の看板は9日に設置予定。他区の維新陣営とも互いに手伝い合いながら、「ここ数日は夜を徹して作業を進めてきた」と幹部の一人。選挙戦略は候補とスタッフが体を動かし、「若さをアピールしたい。あとはやるだけ」と力を込めた。

 5日に立候補表明したばかりの社民党新人の陣営は、党関係施設内の本棚を動かしたり資料を整理したりして選挙用の事務所に模様替え。立候補予定者も慌ただしく出入りした。午前中にポスター用の画びょうが届き、業者はスタッフに「(立候補表明には)びっくりしましたよ」。今回は共産党が立候補予定の新人を取り下げて一本化。同党や市民団体との連絡調整も必要になる。陣営幹部は「走りながらやっていく」。

 立候補表明から1週間足らずの無所属新人の陣営はこの日午前、事務所の一つで最初の開所式にこぎ着けた。幹部が急きょ探した物件で、事務所名を印字しただけの紙を入り口に貼り、式次第は手書き。公示前までに配るビラも7日に仕上がったばかりで「やっと組織の形ができてきた。後は選挙戦をやりながら」と陣営幹部。駆けつけた候補予定者と共に支持者約20人が手を振り上げて気勢を上げ、式を締めくくった。


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