信濃毎日新聞ニュース特集

2017衆院選

県内各陣営、寒さとも戦い 投票出足、懸念する声も

2017年10月17日(火)

作業用ジャンパーをぬらしながら街頭演説する候補者。公示日は半袖姿で選挙区内を走っていた=16日午後2時20分

選挙カーで毛布を膝に掛けて暖を取る候補者。手を振る左手には透明のビニール手袋をはめていた=16日午後2時32分

 県内各地で25度以上の「夏日」を記録する中、始まった衆院選。ここ数日は一転して冷たい雨の日が続き、16日は各地で最高気温が10度前後と11月中下旬並みの寒さの中での戦いになった。防寒用の上着やカイロを急きょそろえるなど、各陣営が防寒対策に腐心する。ただ、寒さは有権者も直撃し、街頭演説に人が集まらないと嘆く陣営も。曇りや雨はしばらく続く見込みで、期日前を含めた投票の出足を懸念する声が出始めた。
 16日午後、木曽郡上松町の役場近くで街頭演説した4区のある陣営のスタッフは、ビニール製の腕カバーをそろって着用した。手袋もビニール製だ。雨の中でも選挙カーの窓から手を振ろうと公示の数日後に購入した。窓を開けたまま走る車内の寒さ対策として毛布も買った。
 冷たい雨に降られ、「聞いてほしいが外に出てくる人がいない」と候補者。4区の別の陣営も、選挙終盤にかけて街頭演説をきめ細かに展開する戦略だが、幹部は「雨と寒さで人が集まりにくい」と困惑する。
 長野地方気象台によると、県内のここ数日の寒さと雨は、日本の南側に停滞する前線に向かい、北側から冷たく湿った空気が入った影響。急な天候の変化に、各陣営は慌ただしく防寒対策を取った。
 1区のある陣営は、イメージカラーでそろえたウインドブレーカーでは寒いとの声が遊説隊から上がり、同じような色の厚手の上着を急きょ10着ほど購入。選挙カーの後部はエアコンの暖気が届きにくく、前部の吹き出し口からパイプを通して暖気を後部に送れるよう工夫した。幹部は「遊説隊がモチベーションを高くしていられるようにしたい」。
 選挙カーに乗る女性たちが自宅から毛布を持ち寄って膝掛けにしているのは、3区のある陣営。関係者は「天候の変化が激しいが体調を崩さないようにしたい」とする。使い捨てカイロを選挙カーに積み込んだ陣営もある。
 2区のある候補者は16日、厚手の作業用のジャンパーを着込んで街頭演説に立った。公示日は半袖姿で選挙区内を駆け回ったが、今は保温機能を備えた下着が手放せない。2区の別の候補者は街頭演説を終えると、選挙カーで毛布を膝に掛けて暖を取りつつ、「選挙ではこのくらいの寒さは大したことない」と気合を入れた。
 気象庁によると、県内は週末にかけて曇りや雨の日が続くとみられ、最高気温も平年より低い日が多いとみられる。投開票される22日は現時点で、曇り一時雨、最高気温は18度の予想だ。5区のある陣営幹部は「投開票日も天気が良くならないかもしれない。期日前に行ってもらえるよう積極的に呼び掛けたい」と話した。


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