審査風景

 県内の中学生を対象にした「第1回新聞スクラップ作品コンクール」(信濃毎日新聞社、信濃毎日新聞販売店会主催)は、107点の応募がありました。着眼点や構成の仕方などを基準に審査し、優秀賞10点と奨励賞15点を選定。長野市の信濃毎日新聞本社で2007年10月13日、表彰式が開かれました。日々動いている世界や社会の中から生徒たちがどんなテーマを選び、情報を整理して自分で考えるためにどんな工夫をしたのか。入賞作品を紹介します。

【入賞作品】

優秀賞
STOP!温暖化
長野市・信大付属長野中3年
野池 傑さん
優秀賞
長野県に観光客を呼び寄せよう!! 〜市町村の取り組み〜
松本市・菅野中3年
岩垂 真由
優秀賞
Dreams Create the Future 〜夢が未来を創る〜
波田町・波田中3年
安保 めぐみさん
優秀賞
このままでは危ない
富士見町・南中3年
功力 未夢さん
優秀賞
外国でかつやくする日本人
富士見町・南中3年
加々見 春香さん
優秀賞
未来の地球を救いたい
富士見町・南中3年
平出 裕子さん
優秀賞
深刻 医師不足
伊那市・西箕輪中1年
岩谷 勇斗さん
優秀賞
失われた日常
伊那市・長谷中3年
小山 祐樹さん、伊藤 悠さん、宮下 賢治さん
優秀賞
変わり始めた自動車事情
飯田市・旭ケ丘中3年
阿部 稔文さん、今村 周平さん
優秀賞
戦後62年 今、私にできること
飯田市・緑ケ丘中3年
速水 麗未さん

【奨励賞の作品】

審査を終えて

信濃毎日新聞社NIEアドバイザー 江沢 啓二さん

 初めての作品コンクールということで、どのようなテーマで、どのような作品が出てくるのかを楽しみにしていました。審査で全作品を見せていただいて、待っていたかいがあったと思いました。さすが中学生、予想を超える力作ぞろいで感心しました。

 テーマでは「STOP!温暖化」「戦後62年 今、私にできること」「深刻 医師不足」など、分かりやすい言葉で、環境、自然、社会、政治等を鋭く見つめた作品が多くありました。また、「夢が未来を創(つく)る」「今輝いている人」など、温かな目で世の中の人や出来事を見つめている作品もあって、若い人たちの着実な考えに感動を覚えました。

 よりよく表現する工夫も目につきました。特に、小見出しをつけて記事をまとめ、配置のバランスを工夫してコメントも添えてある作品は、作者の構成力や分析力の高さがうかがえて、主張したいことがよく伝わっていました。

 全体として、重要な部分に色づけをして目立たせようとしたり、記事のポイントを蛍光ペンで浮き立たせたりするなど、作者自身が楽しみながら仕上げていて、読者にも知ることの喜びや考えることの楽しさを与えるものが多く、今後が楽しみです。

 中学生の皆さんが、このように、新聞に親しみながら読む習慣をつけることは、動く世の中に興味・関心を持ち、探究心をはぐくみ、得られた情報を自分の生活に活用する力を養うことにつながります。このコンクールが、そのきっかけとなってくれればうれしいです。