表彰式

「第4回中学生新聞スクラップ作品コンクール」(信濃毎日新聞社、信濃毎日新聞販売店会主催)には、県内22校から610点の応募がありました。レイアウトや記事の選び方、出品者の考えなどを審査し、優秀賞10点と奨励賞15点を選びました。作品のテーマは、米軍の普天間飛行場移設問題や諏訪大社御柱祭、記録的な夏の猛暑、長引く景気後退などさまざまです。生徒たちは、世の中を見つめ、関心や興味のあるテーマに沿って新聞記事を集めました。自分の考えをまとめるだけでなく、作品を見た人にそれを伝わるように記事の並べ方や色の使い方を工夫しています。入賞作品を紹介します。

【入賞作品】(「賞」アイコンか、題名をクリックしてください)

優秀賞
宇宙から帰還「はやぶさ」がくれた笑顔
長野市・東部中1年
倉石 大樹さん
優秀賞
信州にあふれるMUSIC
中野市・南宮中3年
吉谷 真由子さん 荒井 悠さん
優秀賞
普天間基地問題
中野市・南宮中3年
関 愛里さん 樋口 麗さん
優秀賞
その時、あなたはどうしますか?
長野市・信大付属長野中
1年 田中 愛実さん 3年 田中 恵理奈さん
優秀賞
止まらないデフレスパイラル
佐久市・佐久長聖中2年
樫山 拓斗さん
優秀賞
猛暑 豪雨 異常気象
上田市・菅平中3年
伝田 佳代さん
優秀賞
防げ!児童虐待
松本市・信大付属松本中2年
沢田 颯さん
優秀賞
命のリレー〜第2の人生へつなぐ〜
駒ケ根市・赤穂中1年
佐藤 有香さん
優秀賞
自然環境 壊すも守るも人間
伊那市・長谷中2年
中島 秀真さん 酒井 省吾さん
優秀賞
虐待〜心の叫び、聞こえますか?〜
飯田市・飯田東中2年
木下 佳歩さん

【奨励賞の作品】

審査評 「自分の主張」「見栄えの工夫」大切

信濃毎日新聞社 NIEアドバイザー 江沢 啓二さん

 4回目の今年は、「小惑星探査機はやぶさの帰還」「諏訪大社御柱祭」「猛暑の夏」「景気低迷」といったタイムリーな話題や、「米軍普天間飛行場」「長寿社会」「児童虐待」「脳死臓器移植」など考え続けなければいけない問題を取り上げた作品が多く集まりました。入賞作品以外にも力作が見られ、例年になく審査に時間を要しました。
 新聞スクラップ作品づくりで大切なことが二つあります。
 一つは、集めた新聞記事を模造紙に張るだけでなく、自分の訴えたいことを選び抜いた言葉で表すことです。作品のタイトルや見出し、コメント、記事の分け方に、それが現れます。
 次は紙面レイアウトの見栄えです。タイトルなどの文字の大きさと美しさ、記事の配置の工夫や彩色の良さによって、さらに読み手に訴えることができます。
 優秀賞の作品では、「防げ!児童虐待」「普天間基地問題」は前者ですし、「止まらないデフレスパイラル」「その時、あなたはどうしますか?」が後者に当たります。
 さらに、はやぶさの帰還が「笑顔」をくれたと表現したり、虐待の記事から「心の叫び、聞こえますか?」と問い掛けたりと、優れた感性が見られました。中学生たちは記事の内容を理解し、自分なりの主張をしています。記事を読み込むことで社会を見る目や考える力を養うというコンクールの目的を達成する作品が多くありました。

 【NIE】エヌ・アイ・イー。Newspaper In Education(教育に新聞を)の略。