天竜村は春輝く 桜3分咲き ぽかぽか県内


 二十一日の県内は、飯田の最高気温が平年より八・三度高い二一・一度に達するなどぽかぽか陽気となった。下伊那郡天竜村のJR飯田線伊那小沢駅近くのカンザクラはこの日、三分咲きに。一月下旬の大雪などで開花は例年より五日ほど遅れているが、県南にようやく本格的な春が訪れた。

 「毎日見ているが、昨日あたりから一気に咲いたんだに」と近くで畑仕事をしていた熊谷ツヤコさん(79)。枝には今にも開きそうに大きく膨らんだピンク色のつぼみがいっぱいだ。

 開花を待ちかねたようにミツバチやメジロの群れがみつを吸いに来て飛び交う。眼下をゆったり流れる天竜川も春の日差しを浴びてエメラルドグリーンに輝いていた。

(2001年3月22日 信濃毎日新聞掲載)