TOP2014年11月地震の被災地に『ねこ』を 佐久市の女性有志送る
「ねこ」を作った、左から川原さん、半田さん、小林さん

 長野県佐久市内の女性3人が29日、県北部で22日夜に最大震度6弱を観測した地震で被害を受けた白馬村に、自分たちで作った木曽地方の伝統的な防寒着「ねこ」50着を送った。これまで東日本大震災の被災地に手作りのねこを送ったことがある3人。本格的な冬を迎える県内の被災地でも役に立てればと願っている。

 3人は半田綾子さん(73)=本新町、小林節子さん(70)=中込、川原幸子さん(72)=野沢。介護施設などをハーモニカを演奏して回るボランティア仲間だ。2012年にテレビでねこを知った半田さんが、2人を誘って家にあった着物などを解いて作り始めた。東日本大震災の被災者のために何かできないかと考え、約100着を佐久市を通じて同市の友好都市・岩手県大船渡市に送った。

 再び東北の被災地に送ろうと準備していたところ、今回の地震が発生し、被害が大きかった白馬村神城地区に送ることにした。受け入れてもらえそうな所を地図で探し、同地区にある貞麟寺に電話をかけて快諾を得た。同寺は「非常にありがたい。どう使うかはこれから検討したい」としている。

 半田さんは「『ねこ』は作業をするにも邪魔にならないし、上着の中に着ることもできる。うまく活用してほしい」と話している。

2014年11月30日掲載