TOP2015年12月白馬村、避難指示全て解除 堀之内の対策終了で
斜面に防護柵が設置され、避難指示が解除された白馬村神城堀之内の住宅=4日

 北安曇郡白馬村は4日、県北部で昨年11月22日に起きた地震の後、近くの斜面が崩落する恐れが高いとして同村神城堀之内の9世帯、20人に出した避難指示を解除した。県姫川砂防事務所による対策工事が3日に終わり、安全を確認したとしている。県危機管理部によると、昨年11月の地震による避難指示は全て解除された。

 避難指示が解除された9世帯は、城峰神社南側の斜面近くにある。斜面は地震で亀裂が入り、崩落する危険があったたため、村は昨年12月9日に避難指示を発令していた。

 同砂防事務所は3月に工事を始め、住宅と斜面の間の2カ所に防護柵を設けた。地震直後に設置した伸縮計では、今のところ斜面の動きは確認されていない。同砂防事務所と村の職員が3日に現地を訪れて状況を確かめた。

 避難指示が解除されたうち、上條誠一郎さん(74)と妻伊登枝さん(71)、長男誠さん(37)は4日、自宅を訪ねた。地震後は同村神城飯森の応急仮設住宅で暮らし、一部損壊した自宅はリフォームした。3人で戻る日を心待ちにしていたといい、誠一郎さんは「やっぱりいいね。ゆっくりできる」と喜んでいた。

 一方、村は4日、地震発生直後に設置した災害対策本部を廃止し、震災復興本部に切り替えた。応急仮設住宅など避難先で生活する人の支援や地震で被害が出た農地の復旧などに引き続き取り組む。

2015年12月 5日掲載