TOP2016年03月小谷の復興住宅完成 被災住民「ほっと」
雪が舞う中、完成した震災復興村営住宅(奥)の前でテープカットする関係者たち=24日午前、小谷村中土

 2014年11月に県北部で発生した地震で被災した北安曇郡小谷村で24日、住宅が全半壊した被災者向けの震災復興村営住宅が完成し、現地で式典が開かれた。村内4カ所のうち3カ所の5棟(1棟は2世帯分)で建設工事が終わり、10世帯が今月下旬から順次入居する。

 同村では同日現在、16世帯の33人が既存の村営住宅や借家などに身を寄せている。村は、同村中土の戸石と長崎(各2棟)、千国乙の馬越(まごい)(1棟)に木造2階建ての村営住宅を新築。地盤改良などで着工が遅れた中谷東の住宅(1棟)は7月半ばごろに完成予定で、被災村民の大半が今夏までに避難生活を解消できる見通しが立った。

 この日は雪が舞う中、戸石で式典があり、県や村の関係者ら約30人が出席した。戸石から同郡白馬村神城に避難し、近く夫婦で入居予定の杉山寿二さん(79)は「元の場所に戻って来られてほっとする」と話した。

 また、白馬村では同日現在、村内の応急仮設住宅で暮らす18世帯の51人を含む、40世帯の100人が自宅以外で生活している。村は4月にも、住宅が再建できない被災者のために村営住宅の建設を始める。計画では、同村神城の堀之内、三日市場と、同村北城の白馬町に10棟、計18戸が今年中に完成する予定だ。

2016年3月24日掲載