TOP2016年08月栄村歴史文化館 5年越しの開館
善光寺地震の被災状況を描いた絵図などの展示

 2011年3月の県北部地震で被災し、廃棄されかけた民具や古文書などを展示する村歴史文化館「こらっせ」が6日、開館した。震災後、壊れた民家や土蔵から歴史・民俗資料を収集している「地域史料保全有志の会」の5年越しの尽力で実現。代表で中央学院大教授の白水智(しろうずさとし)さん(55)=相模原市=は開館式で「村と村民の協力でこの日を迎えられた。文化は人々の心の支え。気軽に寄ってほしい」とあいさつした。

 同館は木造2階建て延べ約350平方メートル。1977(昭和52)年に閉校した旧東部小学校志久見分校を耐震改築した。1階は、江戸時代の建築という広瀬家の被災土蔵にあった民具を中心に展示。2階には、有志の会の活動で見つかった、1847(弘化4)年の善光寺地震における村の被害状況を描いた絵図3枚を並べ、解説している。

 会場を訪れた広瀬家の長男の広瀬博明さん(50)=東京都=は「多くの資料を救出してもらえたことがうれしい。こうした形で役に立てて良かった」と話していた。

2016年8月 7日掲載