信毎 Housing Station
移住相談3カ月で71件 開設の諏訪圏センター
2016年8月27日(土)

 諏訪6市町村や県、県宅地建物取引業協会諏訪支部などでつくる諏訪圏移住交流推進事業連絡会が移住に関する広域相談窓口「諏訪圏移住相談センター」を正式にオープンして間もなく3カ月。相談件数は本年度目標の100件に対し、8月25日までに71件が寄せられた。10人ほどが移住に向けて仕事を探し始めているが、希望する住宅が見つかりにくいなど課題もある。

 センターは6月1日、諏訪市杉菜池の諏訪不動産会館に開設した。相談は予約制で、移住コーディネーター磯田延雄さん(62)=伊那市=が希望に応じて土日曜日も対応している。

 相談者は関東に住む40~50代が中心。職種や年収、一戸建ての家があるかどうかといった住まいに関する相談が多いという。連絡会は民間の職業紹介会社2社と、移住希望者の就業支援をする協定を結んでいる。主に建設業、製造業の求人があるとし、磯田さんは「技術があれば仕事はある」と話す。

 一方で、家庭菜園ができるよう一戸建ての賃貸を希望する人が多いが、諏訪地域には見合った物件が少ない。空き家を活用する場合も、改修に多額の費用がかかるといった課題もあり、希望通りの住まい探しへの課題も見え始めた。

 センターは今後、6市町村の求人や空き家情報を集めて情報提供する方針。移住が決まれば、インターネットの交流サイト(SNS)で体験談などを発信していく。磯田さんは「一人一人の希望を大切にし、しっかりフォローしていきたい」と話している。

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