信毎 Housing Station
スワプラザより低く 上諏訪駅前建設予定の複合住宅棟
2016年8月31日(水)

 諏訪市のJR上諏訪駅前で再開発事業を手掛ける民間企業、諏訪駅前開発(諏訪市)の古越利三社長は30日、旧スワプラザ跡地に建てる複合住宅棟はスワプラザの建物(高さ33・1メートル)より低くする考えを明らかにした。規模は100戸以上とし、「(夏の一時的な滞在といった用途ではなく)住民票を諏訪市に移し、定住する人に優先的に販売する」と述べた。同市役所で金子ゆかり市長との懇談後、取材に答えた。

 スワプラザ完成後に市が作った景観計画は、一帯の建築物の高さは「30メートル以下とするよう努める」と規定。古越社長は「最終的な高さや戸数は、われわれの意向もあるが地域に理解してもらわないといけない」として30メートルを超える可能性に含みを残しつつ、「周りの全ての日照が以前より良くなるようにする」とした。

 その上で、既に複合住宅棟への居住希望が多く寄せられていると説明。「東京や名古屋、大阪などでも募集したい」とした。隣接する旧まるみつ百貨店跡地に建設予定の商業施設棟は5階程度の低層で、立体駐車場を併設する方針。「業種はある程度絞られるが、地元の事業者にも入ってもらえる形を考えたい」と語った。

 諏訪駅前開発は9月末をめどに再開発構想のイメージ図などを公表する方針。古越社長は着工時期について「来年4月を希望しているが6月くらいになるかもしれない」との見通しを示し、2018年冬までの工事完了、19年春までの開業を目指すとした。

 諏訪市の金子市長は同日、古越社長と会い、上諏訪駅前にふさわしいイメージテーマを「さわやかな風と翠(みどり)のときめき」に決めたことを伝え、「開発計画の作成や駅周辺のまちづくりに関して特段の配意をお願いしたい」と要請。古越社長は「基本的な考え方や方向性に違いはない。コンクリートの塊ではなく、風が通って緑がある空間のイメージを持っている」と応じた。

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