信毎 Housing Station
移住体験へ古民家改修 南相木で17年度オープン
2017年2月17日(金)

 南相木村は、中島の村役場近くにある空き家を所有者から購入し、改修を進めている。築150年以上の古民家で、改修後は移住定住体験施設とし、2017年度中に利用を始める。短期間の宿泊体験を通じて村の雰囲気を知ってもらい、移住定住につなげる狙い。空き家の活用例としてアピールし、村内の空き家対策にも生かしたい考えだ。

 改修中の家屋は、木造2階建て延べ約300平方メートル。断熱材を加えて、冬も暖かく過ごせるようにする。養蚕のために蚕室として使っていた2階部分にロフト(屋根裏部屋)を設けるほか、トイレや風呂場を新しくする。改修事業費は約5200万円で、うち約2300万円を国の助成で賄う。

 村総務課によると、村の人口は1月末で1063人で、その2割弱が移住者。これまでは村民らの紹介で移住する人が多かった。村に縁のない人にも移住を考えるきっかけにしてもらおうと、最長で1週間程度の滞在を想定し、希望者に無料で使ってもらう計画だ。同課は「地元の人とも交流しながら、村の文化や風土を知ってほしい」とする。

 村が把握する村内の空き家は約80軒。2015年に村が所有者に対して行ったアンケートでは、回答があった58人のうち20人が、空き家をほとんど利用していないと答えた。同時に、空き家の貸し出しや売却に積極的な声も多かったという。

 同課は「村内に宅地に向いた土地は少なく、空き家は重要な存在。空き家情報を紹介する『空き家バンク』などを立ち上げて、移住者を呼び込みたい」としている。

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun