信毎 Housing Station
軽井沢にタイムシェア別荘 共同所有1年に14泊の権利
2017年9月28日(木)

 不動産開発などのシティインデックス(東京)は、北佐久郡軽井沢町軽井沢の別荘地で、共同所有して1年に計14泊できる権利を持てる「タイムシェア別荘」の販売を始めた。高額な別荘を1棟所有するのはハードルが高く、年間の利用日数も限られるため、同社は共同所有により「手軽に別荘を利用できる」とアピールしている。

 同社は、かつて村上ファンドを率いた村上世彰氏が実質的なオーナーを務める。7月から計25口を販売したところ既に3口が売れ、問い合わせや見学も多いという。

 タイムシェア別荘は、同社が分譲している別荘地「軽井沢ザ・テラス」内にあり、敷地は約2100平方メートル、建物面積は約200平方メートルの木造平屋。ゆったり使える42畳のリビングダイニングに加え、屋外テラス、寝室が二つ、和室が一つあり、家族や友人とのパーティーでも利用できる。土地建物代金840万円と運営委託登録料50万円を合わせ、1口890万円で販売。ほかに、維持管理費として年19万4千円余と、1回の利用料として2万円余がかかる。

 1回の利用は2泊3日限定で、14泊のうち3回分の6泊は日程が固定されている。この固定分を自分で利用できない場合には、インターネットの予約システムにより1泊5万円で販売することもできる。リゾート会員権と異なり不動産登記して持ち分が資産となるため、仮に同社の経営が悪化しても所有権に影響はなく、相続や転売も可能。ただ所有権の期間は22年で、その後は同社が売却し、売却益は所有者で分配する。

 同社営業部の加藤晶彦次長は「数億円かけて別荘を1棟丸ごと所有しても、実際に年間に宿泊する日は少ない。タイムシェアならホテル代わりに使え、宿泊日を販売できるので利便性が高い」とする。

 会社員でも「手が出る価格」を設定したが、現状では「むしろお金にゆとりがある経営者の見学が多い。法人名義で持ち、会社の保養所としての利用を検討しているようだ」(加藤次長)という。

 シティインデックスグループは現在、軽井沢町内でザ・テラスのほか2カ所で別荘分譲を進めている。

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