県健康づくり支援課によると、女性は発熱などの症状が出た今月3日から、入院後に詳細(PCR)検査で新型インフルエンザ陽性と確認された12日までの間に2回の簡易検査を受けたが、ともに陰性だった。ワクチン接種は受けていなかった。
女性は3日にこの医療機関を受診、簡易検査結果は陰性だった。しかし、症状は改善せず、7日には肺炎と診断され入院。9日、呼吸機能の低下で人工呼吸器を装着する一方、再び行った簡易検査は陰性だった。
この医療機関は、ほかの原因も探りながら抗生物質投与などの治療を行ったが、症状は改善しなかったという。12日の詳細検査で新型陽性の判定となり、同日、治療薬タミフルを処方した。
厚生労働省は、簡易検査が陰性でも死亡例や重症化例が出ているとして、タミフルなどの早期投与を要請している。同課は「肺炎にはインフルエンザ以外にもさまざまな原因があることを考慮すると、今回の医療機関の対応に問題はない」としている。
同課によると、感染源は特定できていない。この医療機関で、ほかに症状を訴えている患者や職員はいないという。