給料調整額を10月から原則廃止 県と地公労が合意


 県と、県職労など県関係の4職員組合でつくる県地方公務員労働組合共闘会議(地公労)は31日未明、昨年末に県が提案した県職員の給料調整額と諸手当の廃止・削減について、特殊性のある職種に上乗せする給料調整額を10月1日から知事部局職員の一部を除いて廃止することで合意した。県は6月県会に関連条例改正案を提出する。

 県が昨年12月に示した当初案では、給料調整額や手当の見直しによる節減額を年間40億円と見込んだが、県側の譲歩で12億2000万円になる。期末勤勉手当(ボーナス)への影響分も含めると節減額は15億5000万円。退職金の算定にも影響する。

 合意によると、知事部局の給料調整額91区分のうち、37区分は廃止、47区分は特殊勤務手当(特勤)に切り替える。6区分は減額、1区分は現状維持。県教委の7区分のうち3区分は廃止、4区分は特勤に、企業局(1区分)は特勤に切り替える。

 計28種類ある特殊勤務手当は、放射線取扱手当など10種類を廃止、税務手当など15種類を減額する。ほかに、最大で給料の16%相当から3%相当に減らす教員のへき地手当などは、最長2008年度までかけて段階的に削減する。

 田中知事も出席した最終交渉は30日午後に始まり、休憩などを挟み約12時間に及んだ。

(2006年5月31日 信濃毎日新聞掲載)