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8月末に任期満了を迎える村井知事にとって1期目最後の当初予算編成。昨年9月の鳩山政権発足後、政府の行政刷新会議の「事業仕分け」を受けて国土交通省や農水省関連の補助事業の多くが廃止や縮減されたが、県は地方向けに新設された交付金や他の補助事業を活用し、「必要額をほぼ確保した」としている。
歳入のうち県税収入は前年度当初比14・6%減の1801億円。景気低迷で本年度の県税収は1987(昭和62)年度以来、22年ぶりに2千億円を割り込む見通しだが、10年度はさらに厳しい状況となりそうだ。地方交付税は国の地方財政計画に沿い3・5%増の2204億円とした。
県債のうち、元利の返済が地方交付税で全額補てんされる臨時財政対策債は、過去最高の834億円を借り入れる。09年度末の県債残高(普通会計ベース)は前年度末を375億円上回る1兆5394億円となる見通し。10年度末は1兆5697億円とさらに膨らむ予想で、財政立て直しは遠のいている。
歳出は、国の公共事業削減方針などを受け、道路、河川、治山などの公共・県単独事業費が2・6%減の871億円、直轄事業負担金が33・7%減の153億円となった。一方、「その他の投資」に分類される、福祉・医療関係施設整備や県有施設の耐震化などの事業が59・4%増の414億円に拡大。財政課は「身近な社会資本整備を中心に実需を喚起するための事業量を確保した」としている。
予算案は17日招集の県会2月定例会に提出する。