TOP2017年04月松本城調査研究 専門家が助言へ 世界遺産登録へ、9月ユネスコ諮問機関の国内委が拡大理事会
世界遺産登録推進活動が進む国宝松本城天守。6日も大勢の人が訪れた

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関の国内専門家委員会が9月16日、松本市内で拡大理事会を開く。国宝松本城の世界遺産登録を目指す市が誘致した。翌17日には市側が松本城の調査研究について説明し、助言を受ける。理事らが参加する公開イベントも企画し、活動に勢いを付けたい考えだ。

 市などは、世界文化遺産の姫路城(兵庫県姫路市)を含む国宝5城を軸に「日本の近世城郭群」として登録を目指す。現在は登録の基準となる「顕著な普遍的価値」を証明するため「大規模木造建築」「統治のシンボル」といった観点から、海外の類似遺産との比較研究を進めている。

 専門家委は「日本イコモス(国際記念物遺跡会議)国内委員会」。同委事務局によると、年4回の理事会のうち1回は文化財の保全課題を実地に把握するため地方で開いている。今回は理事以外の専門家も招く拡大理事会とし、当日は理事ら約30人が出席する予定だ。

 まつもと市民芸術館で市民に公開して開くシンポジウムも計画中だ。

 市文化振興課の久保田忠良課長は「活動の方向性を確認する大きなチャンス。権威ある専門家の意見を聞けるのは良いことなので、人を集めて(登録活動の)機運を盛り上げたい」とする。

2017年4月 7日掲載