TOP2017年05月世界遺産目指す松本・犬山・松江城 準備会、9月の意見交換会でも3市協力
世界遺産への登録を目指して研究を進めている松本城
準備会の第4回会合で協議する3市の関係者

 国宝の松本城、犬山城、松江城のそれぞれの地元、松本市、愛知県犬山市、松江市が、一体的な世界遺産登録を目指して昨年発足させた準備会は16日、第4回会合を松本市で開いた。専門家を招いて9月に松本市が主催する意見交換会に、他の2市も協力することなどを確認した。

 準備会は、既に世界遺産に登録されている姫路城(兵庫県姫路市)を「拡張」する形で松本城など国宝5城を含む「日本の近世城郭群」として登録することを目指し、3市持ち回りで開いている。

 この日は3市の担当部課長ら計9人が出席。9月16日に国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の国内委員会拡大理事会を招くことを松本市が報告した。翌17日に市が開く理事ら専門家約30人との意見交換会では、3市が協力して登録に向けた研究や活動の方向性を説明する。

 また、準備会に入っていない姫路市と国宝彦根城がある滋賀県彦根市に対し、意見交換会の案内などの情報提供を続けることも確認した。

 世界遺産登録には「顕著で普遍的な価値」の証明が必要とされており、準備会会長の寺沢和男・松本市文化スポーツ部長は取材に「(価値の証明に必要な)ストーリー案を磨き上げたい。できることを着実に進める」と話した。

2017年5月17日掲載